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バンコク在住のdappeneによるどーでもいい話


by dappene
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不肖・dappene【北朝鮮戦潜入応援】最終回

ワレセンニュウニセイコウセリ・・・

V氏はやってくれた。朝、会うなり「15時にスタジアムに行け!あとはアシスタントが案内する」と凛々しいお言葉を発せられた。さすがにエロDVDで結ばれた友情は固かったのだ。

しかも、行ってびっくり!なんと「VIPパス」をもらえた。プレスよりも格上だ。
これならば、もう報道に偽装する必要がない。いつもここからバリに「どけどけー、ドケドケー、こっちはスポンサーだぞ、ばかやろこのやろめぇ」な感じで闊歩できるのだ。これはもう潜入ではない・・・

ということで好き放題うろつきまわることにした。
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■試合2時間前、入り口付近


続々と関係者がご出勤だ。
マスコミ系の人間がたむろするところに突然緊張が走る。警備が重々しくなり、TVクルー達が色めきたった。
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何かと思えば選手の入りであった。
正直、そんなものに興味はないが、暇なので見に行くと、いるわいるわ。当たり前だが・・・
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選手の入りに呼応するように、応援団が声をあげる。

お、そんなの来てたのか。

よく見ると激ウザ応援団長、植田朝日がいるではないか。見よこの、嫌な顔を。フェンス越しに見るとなおさらだ。
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W杯1998のイングランド対アルゼンチン戦で、試合後のサンテ・ティエンヌ駅で暴れるフーリガンに怯えていた時のやせ我慢顔とはえらい違いだ。ちなみに、その時の不肖は、フーリガン達のタバコの点火係として、彼らと熱い友情で結ばれていたのだ。それでも怖かったけど・・・ふふふ、フーリガンがライターを持たない習性の人間たちだということを知っている日本人サポータは不肖ぐらいなのである。それはともかく、朝日ざまあみろ!恨みはないが、とりあえず悪態をついておく。それが礼儀だ。
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そんな中、オーラZEROで佇む水沼を発見。こいつはバカか!無観客試合だというのに、マスコミが代表ユニ着てどうする。しかし、この存在感のなさから、FIFA警備担当役員ギャグ氏のチェックから楽々すり抜けそうだから、逆にたいしたものであるともいえる。
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試合開始前のピッチを睨む警備員たち。彼らが不肖最大のライヴァル・FIFA警備担当役員ギャグの手下だ。本来なら完全に敵になるところだが、今回はVIPなのだ。ギャグは不肖を、排除するのではなく、警護する役務を負っている。つまり、ライヴァルから、一気に味方へと大逆転。たのむぞ!ギャグ!キタの暴走を完全に封じ込めてくれよ!
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不肖、観戦する席を決める。すわるや、目の前でぶくぶく太った加藤久がプレスに応えて撮影。不肖のとなりはフジの大村レポーターだった。やや後方に俊輔とサントス、本山、更に後方にヒデという万全の布陣だ。しかし、日本代表よろしく、前線は不肖と大村レポーターという非常に頼りない2TOPだ。
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ふと、ピッチに目をやるとカメラマンを集めて、黒人オフィサーがなにやらブリーフィングしている。あとで分かったが、彼ともうひとり元ベルディ監督のレオン似の白人がこの試合を取り仕切っていた。つまり、ギャグの犬、中ボスというわけで要注意人物だ。もう潜入じゃないので注意する必要は皆無なのだが・・・

■試合開始


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アウェイの地で君が代が流れる。キタは臍をかむ思いであろう。本物のVIP席には緊張気味の川渕チェアマンがピッチを見据えていた。
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試合が開始したが、電光掲示板は機能していない。よく見ると右端のほうにグシャグシャと押しつぶされた光源がみえる。バグってる?しかし、さすがタイ。この程度のことでうろたえる人間などひとりもいない。ちなみにデジタル表示の時計は2分遅れており、アナログの試合時間表示時計にいたっては動く気配すらない。

電光掲示板は途中からちゃんと表示されたが、後半にそれに気付いた大村レポーターは「あっ!電光掲示板がちゃんと表示してるぅ!いつから表示されたんだろうねー」と圧倒的な人柄の良さに由来する生ぬるいコメントをしていた。ちなみに前半40分から正常表示になった。
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ふと、本物VIP席を見るとギャグの姿が。ふふふ、ギャグも笑うんだ。この面をみて、ひとめで「あー、FIFAのウォルター・ギャグね」とわかる日本人サポーターは不肖くらいのものだろう。
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ピッチの写真は報道カメラマンにまかせていたが、一応一枚だけ試合中の写真も公開。キタの攻撃時に場違いな黄色い声援が何度も上がった。喜び組かと思い、調査したところただの大使館関係者だった。喜べなかった。
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こちらは2点目が入った時のジーコ&エドゥー兄弟。

■試合終了
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放送局のブースにいた金子達仁に話をしにいくナカタをスクープ。暗くてよくわからん。
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釜本は選手を祝福し、ピッチを足早に去る。この写真をみたタイ人は全員手前のかわいい子に注目。アジアの大砲など知る由もなかった。
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警備を担当した現地スタッフも無事終了しひと安心。試合が終わればFIFAの警備担当は一気に気が緩む。ギャグは控え室に消え、ギャグの犬達は現場の仕切りを完全に放棄した。これはチャンスだ!とピッチへ降りる。
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いたいた、チェアマンがインタビューに答えている。
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ボールボーイの少年は大切にボールをしまう。
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スタジアムのゲートが開放され、サポータが入ってきた。
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そんな中、テレ朝のクルーの通訳をしていた謎の美女をナンパする男を発見。ごっつあん武田、本領発揮だ。

■宴の終わり

選手達の記念撮影が行われた。再びピッチに選手達が現れる。植田朝日が「カジー、カジー、おいカジー」とまるでパシリを呼ぶかのようなバカにした口調で大声を上げる。そして、加地がリアクションをとるまで10回ほどバカダミ声を張り上げ続け、祝勝気分に水を差す。
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記念撮影は横からの撮影に成功。正面は本物のカメラマンが陣取っており、この角度が限界。協会関係者?が「関係ない人は出ていってくれ!」と日本語で連呼するが、現場をうろつく民は半分以上がタイ人なのでまったく動じない。ギャグ一団がいないと、ここまで大衆に対し無力なのか・・・ちなみに「カンケイナイ」はタイ語で「下着」の意味なので、タイ人には「パンツ!●▲□×!!×◎!!」と聞こえる。
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選手たちは早々にピッチを去り、出口付近でマスコミ対応を済ませバスに乗り込んだ。
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そして、誰もいなくなったピッチにはなぜかぶくぶく太った加藤久が佇んでいた。

不肖dappene、目標完全達成!ドイツにも行くどーーーーーーーー!
by dappene | 2005-06-09 00:22 | サッカー